玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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宇宙人が来る理由

 ▼ちょっとまあ考えられないぐらいに会社にお金がない。月初の支払をすると口座に410円しか残らない。いよいよ貧しさも極まってまいりました。そんな中で、事務の女の子が「コースターが割れたので買いたい。6枚セットだけど買っていい?」などという。

6枚って!会社をつぶす気かね、君は!410円しかないんだから。まあ、どうせ410円しかないんだから好きにしなさいよ。会社がつぶれたさいには「あのときのコースターが原因で」と言う。

▼宇宙人が地球に来ている理由を考えました。大槻教授ではなく韮澤さんサイドに立って。まったく誰からも求められてはいないけど。

僕が宇宙人(地球人も宇宙人というのはおいとく)だとして、地球に来て何をしたいだろうか。もちろん観光はしたいけど、遥か彼方から危険を冒し、資金や時間を使ってまで来る理由。技術や文明に圧倒的な格差がある場合、その目的は侵略ではなく観察ではないだろうか。

僕らが仕事で、あるウェブサイトをサービスしていたとして、プログラムを修正した際に、きちんと機能するかどうか本番サーバーにアップロードする前に、本番環境と同じテストサーバーにアップロードする。そこで、正常に動けば、めでたく本番サーバーにアップロードして正式にサービスを行う。
つまり、地球をテストサーバーとして使うのではないか。

ごく小さい範囲でいえば、薬の臨床試験などの人体実験。もっと広い範囲では、インターネットや携帯電話などの技術を普及させ、それが世の中に与える影響、技術に押し流されずに技術を使いこなすことができるかを観察する。国のような共同体を運営していくのに最適な政治形態は何かを模索する試験。こうやって試して、結果を測定した後に、自分の星で実行してみるというテストサーバー説を提唱したい。

でも、テストサーバーって、仕事終わるとリセットされるからなあ。けっこう頻繁に。