玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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何回目の人生

▼AI生成。お題はなに?

 

突然のクイズ形式。四字熟語、慣用句、和歌、格言などをAIに生成させてみる。これはわかりやすいと思います。答えは日記の末に。

 

 

 

▼11月というのに、蚊がふらふらと飛んでいた。大きなアカイエカで、まだ休眠状態に入ってないことに驚く。アカイエカは冬の間は物陰に隠れて休眠し、春に産卵してから死ぬ。ヒトスジシマカは産卵してから死に、卵のまま冬越しをする。蚊は長くても1年しか生きない。そう考えると退治するのも気が引けてしまう。

 

そんなことを思っていたら、ちょうどおでこの真ん中を蚊に刺されてしまった。ぷっくりと赤く膨れ上がってかゆい。蚊は産卵するエネルギーを蓄えるのに血を吸う。まだ休眠しないで卵を産むつもりなのか。それとも休眠前の最後の食事なのかな。額を赤くしながら、お世話になっている会社へ。

 

私の額を見た隣席のTさんはあきれたように「よっぽどボーっとしてるんですね」などという。違います。これは蚊に情けをかけたため。一寸の虫にも五分の魂というではないか。あと、蚊の飛ぶモスキート音がまったく聴こえなかったね。初老なので。ジジイなので。よもや蚊のうっとうしい羽音が懐かしくなる日がくるとは。この無常感、私が俳句をやっていたら一句詠めたのでは。始めようかな、俳句。たしなんでも悪くないお年頃。

 

 

大谷選手が全国の小学校2万校にグローブ6万個寄贈のニュースを読む(日刊スポーツ)。

 

1校につきグローブを3個送っており、なぜ中途半端に3個なのかと思ったら右利き用2つと左利き用1つと書いてあったので驚く。グローブはハサミのように利き腕用でないと使いにくい。キャッチボールをするには2つあればいいが、右利き用グローブ2つだと左利きの人はできないため、左利き用の子供のためにも1つ贈ったのだろう。大谷には参謀でもついているのか。よく気が付くものだと感心してしまう。人生8回ぐらいやってないと気が付きませんよ。完璧すぎて怖い。いつか大谷の贈ったグローブで野球に興味を持った人が野球選手になる時が来るかもしれない。

 

以前、王と長嶋が対談したとき、二人とも世間が求めるON像を演じていたと語っていた。そのつらさは時代の寵児だった二人にしかわからないものだろう。ONはただのスポーツ選手ではなく、子供たちの手本になるような人格まで求められていたように見える。そこまで要求される選手は少ない。だが、大谷は人格まで要求されるその数少ない選手になってしまった。大谷は世間の期待を背負って、完璧な大谷として生きざるを得ないのかもしれない。

 

大谷の話を4人でしていたが、そのうちの一人が「うちの娘と結婚してほしいわ~」「わかるぅ、その気持ち!」などといっていて面倒くさかった。全員独身のジジイという地獄みたいな図でしたけど。頼むから、今この床がパカッと開いてローションが塗られた滑り台の上をつるーっと滑っていって、その先に大口を開けたサメが待っていてくれたらいいな、と思いました。私も一緒に食われてかまわない。

 

 

▼BSドキュメンタリーで、ISのせいで被害を受けた子供たちの特集を観る。ガザ地区、ウクライナのニュースは多いが、今イラクで苦しんでいる子供たちもいる。ISの少年兵にされ、なんの教育も受けられないまますし詰め状態で刑務所に閉じ込められている子供たちもいる。母親がISの戦闘員から性的暴行を受け、のちに産まれた子もいる。ISは国を去ったが、宗教的戒律が強い地域では性的暴行を受けた被害者が生きていくのが難しい。女性が一人で労働し、子供を育てるのも地域によっては困難だろう。母親の実家は彼女を受け入れるというが、性的暴行を受けて産まれた娘は受け入れないという。その宗教の教えがあまりに残酷に思えた。

 

母親は娘を施設に預けることを決める。「用事が終わったら帰ってくる」と4歳の娘にいうが、娘は「お母さんは帰ってこない」と答えたという。この子が世の中を恨まずに生きることはできるのだろうか。目の前の子供を不幸にし、何千年前の神の教えを守って、それは本当に正しいのか。どうしてそんなにあなたたちは。

 

 

 

▼AI生成画像の答え「豚もおだてりゃ木に登る」でした。ただ、装備も身に付けてるし、ものすごく積極的に登る豚になってしまった。おだてられて、つい登ってしまった豚とは少し違うのではないか。