玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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モヤモヤする日

▼昼は、炒めた玉ねぎにイワシのオイルサーディンを和えて、ウェイパーとニンニクで味付けをしたパスタを食べる。気に入って近頃よく食べている。仕上げに黄色いミニトマトを3つ切ったものを乗せた。黄色いものは酸味が少ないのかな。レモン汁を少々垂らしてもサッパリとしていいかもしれない。サバ缶の値段が上がったのでイワシ缶に切り替えたが、そもそもこれはイワシの方が美味かったのではないか。こちらが正解かもしれない。こういうことわざ、なかっただろうか。

 

怪我の功名。出てしまったな。だいたい出なくてモヤモヤして終わるんだけど。2023年は出るのだな。

 

 

 

▼ネット記事を読んでいたら「緯度と経度、どっちが縦でどっちが横かわかる?」というものがあった。わからないし、考えたことがなかった。意識せずにこの歳まで生きてこられたのだな。北朝鮮と韓国を分断する線で、北緯38度線という有名なものがある。横に区切られているから横が緯度になり、縦は経度になるだろう。

 

新鮮な驚きだった。緯度経度がわかったことではない。自分の人生で初めて北朝鮮が役に立ったことに驚いた。北朝鮮の指導者についてはいいイメージはなかったが、どんなものでも生きていれば何かの役に立つことはあるのだな。励まされた気がする、あのカリアゲデブに。口が悪すぎる。

 

 

 

▼図書館で読んだ本を記録する「読書通帳」というサービスのニュースを読む(日テレNEWS24)。

 

読書通帳機という端末に銀行通帳そっくりの「読書通帳」を通すと、借りた本の書名と本の金額、今まで借りた本の合計金額が印刷されるという。ニュースに出ていた5歳の女の子は50万円分も読んでいた。どんな本を読んだかの記録にもなるし、書名と金額が連なっていく様子を見るのは楽しいかもしれない。

 

だが、本の価格が記載されることに違和感があった。本の内容と価格は関係なく、安くてもすばらしい本があるのは子供でもすぐに気づくだろう。遊びとして「50万円得した」と考えるのは嬉しいとも思う。でも何かすっきりしないところがある。なるべくならば本を買ったほうがいいからかな。図書館で借りても作家の利益にはならない。とはいえ、懐具合や家のスペースによっては全部買うわけにもいかない。一度目を通せば満足してしまう本も多い。

 

やはりお金に換算されるところに拭えない違和感があるのだろうか。単なる遊びで「ちょっとこういうの面白いでしょ」という程度の意味しかないのはわかるのだけど。内容はともかく書くことや調べることには労力があって、いろんな人の努力があって一冊の本ができる。それを金額に換算されるのが嫌なのかな。少しナイーブすぎるような気もする。

 

モヤモヤしたまま梅雨に入る。モヤモヤしたので銀行強盗ゲーム『PAYDAY2』を始めた。強盗はモヤモヤしないからいい。心が安らぐ。