玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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牧瀬里穂

ツイッターのトレンドに牧瀬里穂さんの名前があって、久しぶりにJR東海のCMを見た。

 

 

帰郷する恋人を駅まで迎えに行く牧瀬里穂。1989年なんですね。服装も派手で華やいだバブルの雰囲気がある。すれ違う人にぶつかって大袈裟に頭を下げる姿や、柱の影に隠れて喜びの表情を浮かべる演出は普通ならばやりすぎになりそう。でも、このときの牧瀬里穂の姿は微笑ましいし、つられてこちらも笑顔になってしまうほど。もう抜群にかわいいんですよね。当時、私は中学生で牧瀬里穂のファンではなかったけれど、このCMを見たときは「牧瀬里穂‥‥ありだな」と思ったことを憶えている。ありって、何様なのか。オイ。

 

当時との時代の違いも面白い。牧瀬里穂は帰郷する恋人を驚かせようとしているのか、改札で待ち伏せしようと必死に走っていく。今ならば走る必要もないんですよね。場所を確認したいときは携帯で連絡がとれる。携帯がない時代は、すれ違ってしまえば会えないことがある。当時は不便だとか、ちっとも思っていなかった。「ない」時代には、「ある」という状態が想像できない。ないからこそ会えたときにより盛り上がることもあった。なきゃないで、なんとかなるのかもしれない。

 

牧瀬里穂の代表作というとどんなドラマや映画よりも、このCMを思い出してしまう。このときの牧瀬里穂には特別な愛らしさがあるように思う。そういう特別な瞬間を撮ることに成功することがあって、それが特別な作品になるのだろう。そしてCMを盛り上げる山下達郎の『クリスマス・イブ』。最高。

 

 

 

▼心の故郷、業務スーパーへ。ポテト1キロが200円しないで買える。毎日、フライドポテトを食べる日々。わざわざ揚げなくてもフライパンで炒めるだけで美味しい。気分によって調味料を変える。塩やケチャップの他に焼きそばの粉末ソースや、塩昆布、アゴダシ、アオサ、クレイジーソルト、カレー粉、ゆかり、いろいろ思い浮かぶ。調味料の数だけ食べ方があるのでは。実際にやったのは、焼きそばの粉末ソースとカレー粉。美味し。毎日楽しめる。ホホホ。

 

 

 

▼年末になると毎年、今年観た映画で良かったものを25本挙げている。べつに誰からも頼まれておらず、勝手にやっているだけですが。今年も勝手にやるのでしょう。

 

しかし、今年は例年よりも映画を観なかった。エクセルを確認すると180本ぐらい。その分、ドラマを観たわけですけども。今は『ベイツモーテル』というサスペンスを観ています。ベラ・ファーミガが過保護なシングルマザーを演じている。いきなり切れるのが怖い。今6話ぐらいなのだけど、これから面白くなるのかなあ。うーむ。

 

大好きなSF『エクスパンス 巨獣めざめる』のシーズン4もAmazonで配信が開始された。あっという間に観てしまったがシーズン4でも巨獣は目覚めなかった。シーズン1からずっと「巨獣って何?」という状態が続いている。うっかりすると、このまま終わるのでは。

 

観た作品のリストを眺めていましたが、ずいぶんといろんな作品を観てきたのだなあ。しかし、これだけの本数を観たわけですがまったく人間性が改善されていない気がする。映画や本にはすばらしい人物がたくさん出てくるわけで、これほどすばらしい人物たちに触れながら私の性格は一向に良くならないのであった。謎。ツイッターなどでも、やたら攻撃的なアニメアイコンの人がいたりする。そのアニメのキャラは絶対にそんなひどいことは言わないのに、ひどい攻撃をしたりだとか。アニメがまともでも、一向にファンの人格は改善されないという。そういうものなのだろうか。

 

映画や書物というのはしょせん人の人生であって、人間的に成長するには自分の人生で体験しないと駄目なのだろうか。それとも性格の改善などということが幻想で、もう私の性格はこのままなのでしょうか。クソバカゴミ野郎のままなのでしょうか。いや、そこまではひどくない。と信じたい。

 

来世に期待。