▼押入れを整理。父が卒業した愛知県南部中学校の卒業アルバムが出てくる。1956年のもので、今から61年前のもの。父の兄も通っており、戦中はグラウンドに芋畑を作っていたことから、地元の人間からは「芋中」と呼ばれていたという。ありがたくない名前。
蛇皮の装丁なのかな。意外にもまだしっかりしている。アルバムを作るなら蛇に限る。
校歌も草書なのでちょっと読みづらい。だいたいこんな感じかな。
「酷寒炎暑なんのその
絶えず鍛えて鉄の
強き心と身体をもって
明日の祖国を担わんと
ここ豊橋は南陵よ
集える健児千五百
永久に栄あれ南部中学校」
ド渋い校歌。
男は全員丸坊主、女子はおかっぱ。
先生から生徒へのメッセージも漢文が目立つ。この頃は漢文の素養がある先生がまだ多かったのかもしれない。
母の中学校のアルバムもあったが、こちらはあまり面白くなかった。ただ、学校対抗の試合などは部活などに入ってなくても応援に駆り出されるという話は面白かった。当時、母の学校は応援歌というものがなかったそうで、みんなが歌える歌ということで早稲田大学の校歌を歌って応援したという。もちろん早稲田とはなんの関係もない。なにそのシュールな光景。自分とこの校歌は歌わないのかな。
▼映画の感想「エクス・マキナ」「特捜部Q キジ殺し」を書きました。どちらも面白かった。「エクス・マキナ」はAIのSF。「特捜部Q」は北欧のサスペンス。