玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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盆休み

▼涼しいお盆休み。皆様いかがお過ごしでしょうか。今年は11日から20日まで10連休の人もいるという。いいなあ~。子供のとき「タッチ」や「キャプテン」などを観てダラダラ過ごしていた夏休みを現在に繰り越せれば‥‥。現在に繰り越せればなあ! ああ~、本当にもうっ! 悔しい!

 

本気で後悔するとか怖い。

 

で、今年のお盆休みですが、さすがに10連休とはいかない。先日の台風5号の際、打ち合わせに行くのが嫌でちょっと先に休んだのだ。その連絡をした際、部長からは「雨に濡れるのが嫌だから休んだんだろ」と言われた。それからは「雨に濡れると溶けちゃうもんな~」とからかわれた。器の小さい男よ。以前、別の台風の日にわたしが「部長、田んぼ見に行ったほうがいいんじゃないですか?」としつこく言ったのをまだ根に持っているのだろうか。

 

なぜ田んぼを見に行かなかったんだ、あいつは。

 

 

 

▼雨に濡れるといえば、プーチン大統領が大祖国戦争の式典に参加したニュースを思い出した。式典の間、激しい雨が降っていた。傘をささなかった理由を訊ねられてプーチン大統領は「わたしたちは砂糖でできていないし溶けない」と答えている。過酷な状況の中で戦った兵士たちに敬意を表した。

 

 

パフォーマンスのようにも見えるし、本当に兵士たちに敬意を表しているのかもしれない。実際にどう思っているかは本人にしかわからない。民衆、チョロイなと思ってるかもしれんけど。本心はともかく、民衆が指導者のこういった振る舞いを好むということはよく理解しているだろう。だからより恐ろしく感じる。

 

去年、台風10号に伴う豪雨災害の際、岩手県岩泉町を視察に訪れた務台政務官は靴を濡らさないように、随行した政府職員におんぶされている姿が報道されてしまった。自分がどう見られるかということをまったく理解していない。ある意味、正直な人なのだろう。あそこで靴を濡らして熱心に視察しておけば、その姿が報道されることがあったかもしれない。「被災地に来るのに長靴を用意しなかったのは準備不足でまったく恥ずかしい」とコメントしておけば、政治家としてまったく違う道を歩むことになったはずである。

 

もっともそんなことは後から冷静に見るので簡単に言えるのだろう。現場で「おんぶしましょうか?」と言われれば「じゃあ、お願いします」と答えてしまうかもしれない。わたしにはその自信がある。脇が甘いからな。安心して、おんぶされている背中で寝てしまうかもしれない。そのときは、わたしをベビーベッドまで運んでそっと寝かせてもらいたい。子守唄を歌ってほしい。

 

なんだこの気持ち悪い文章。

 

 

 

▼映画の感想「グッドナイト&グッドラック」を書きました。冷戦下のアメリカで、赤狩りに反対するために戦ったマスメディアの話。また、ジョージ・クルーニーはこんな固いの撮ってー。