玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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情熱

▼地元で迷子。オロオロ。子供が迷ったら迷子だが、おっさんが迷ったら不審者。気をつけよう。

 

手作りシュークリームの店を見つけて購入。迷ってみるもの。

 

 

 

▼友人夫婦の家にお邪魔。友人夫婦の子ター坊(中学2年)と話す。

 

ター坊、クラブ活動をあまり熱心にやってないようで父親から説教される。「おまえには情熱がない」といわれても、ケロッとしているター坊だ。情熱とはまた熱い言葉である。なんだか感心してしまった。ター坊の父親は中学時代、部活をやっていた。だが彼は水曜日になると、部活をさぼって帰っていた。当時、なぜ水曜だけ帰るのか理由を訊いた。

 

「家の近くの林にさあ、水曜になるとエロ本が捨ててあるんだよ。水曜はそれを回収しに行かないと」

 

行かないと、じゃないわ。おまえ、よくその口で情熱とかいえたな。おまけに「俺の教育方針は『獅子は千尋の谷に我が子を突き落として育てる』だ」などという。あ、この人、自分のことを獅子だと思ってるんだと知り、ちょっと恥ずかしい。またまた~、ネズミ男みたいな顔して冗談ばっかり、と思いました。

 

ター坊はそれを聞いて、死んだ魚のような目をしていた。

 

強く生きろ。

 

 

 

▼ツタヤ図書館、お飾り用の読めない洋書購入に巨額税金投入…高さ9mの棚に固定(Business Journal

 

閲覧、貸出が一切できない飾り用の本、中身が空洞のダミー本を購入というのは、図書館をよく使う身としてはちょっともったいない話。オブジェのようなものとして考えればいいのかな。これで図書館利用者が増えるとは思えないのだけど。図書館を目玉に観光客でも誘致しようということなのかなあ。

 

そもそも本のオブジェって本当に意味があるのか。本が並んでいるのは確かに壮観かもしれないけど、それは読める本が並んでいるからであって、中身が入ってない空洞のダミー本とか、貸出も閲覧もできない洋書だとか、それを利用者が知っている場合はどうなのだろう。

 

こんなにフサフサになりましたというカツラのコマーシャルのような。みんながカツラと知っていた場合、カツラをする意味があるのかという。ちょっと微妙な気分になる話。開館時間を長くするとか、隣接している市とシステムを共通化して相互利用できるようにするとか、本の種類を増やすとかを先にしたほうが利用者は喜びそうだけど。

 

 

 

▼映画の感想「ノック・ノック」を書きました。キアヌ・リーブス若い女の子にいじめられる話。情けないキアヌを見たい人は是非。後味は悪いです。