玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

このブログの内容はすべてフィクションです

レシート

▼少し時間があるときなどにちょっとした遊びをやることがあります。自動車のナンバー4桁を加減乗除によって10にするとか、電車で目の前に座っている人たちの共通項を見つけ出したり。今、お世話になっている会社で流行っているのが、珍しい金額のレシートである。

隣席のTさんが777円のレシートを自慢げに出したことによってこの遊びは始まった。これはわたしが今日買ったもので2000円ピッタリにしてある。黒く塗りつぶしているのはレジ担当者の名前が入っていたためです。電卓などを使わずに暗算で計算するというルールはあるものの、時間をかけていいのなら、ただ数字を足すだけなので簡単である。

これによって何がわかるかといえば、わたしが安い物しか買ってないということである。いつもはキャビアキャビア、トリュフ、フォアグラ、キャビアというローテーションであるが、今日はたまたまだ。たまたま19円の健康もやしを買っている。19円て。

2000などのキリの良い数字も価値があるが、一見ランダムな数字と見せかけておいて「それ、素数です」とやるのが流行っている。実はまったく計算してなかったものの、適当に言ったら本当に素数だったのだ。数が小さければ素数はたくさんある。そんな遊びが流行っております。やっているのは二人だけだが。流行らせたらいいじゃないか。

▼面白いレシートがあるんじゃないかと画像検索したらこんなものが。黒い部分はレジ担当者名だったので塗りつぶしました。

よもやのレシートによっての告白。これは単なる偶然なのか、レジを担当している店員への告白なのだろうか。

客からレシートでこんなドラマチックに告白されれば、グラッとくる。というか「おまわりさーん!」てなる。ちょっと怖い。しかし、この縦読みはレシート遊びの新たな地平を切り開く画期的な試みだ。まあ、ストーカーなんですけどね。
JUGEMテーマ:日記・一般