玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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WBC日本×台湾戦

▼何年かに一度の名試合というのがありますが昨日のWBC日本×台湾戦がそうでした。まさに漫画のような展開で、漫画で描けば「そんなにうまくいくものか」と批判されてしまいそうだけど、こんなことが現実に起こるのだから面白い。

9回表2対3。日本最後の攻撃。四球で出塁した鳥谷はツーアウト一塁から、紙一重のきわどいタイミングで二塁への盗塁をきめた。ふだんは三番を打っているから走ることはあまりないけど、失敗したら試合終了という場面でよく走れたものである。わたしなら、走り出したとたんに気絶する。二塁に着くまでに病院送りである。

鳥谷は成功後も表情が変わらない。能面のようだ。これはタイムリーを打った井端も同じなのだけど、とにかく表情が変わらない選手である。ふだんの試合でも、ファインプレーをした井端は照れ隠しなのか、苦虫を噛み潰したような表情でベンチに帰ってくることがある。なんか面白くないことでもありましたかと思う。

で、井端はツーストライクまで追い込まれるも、難しい低目を冷静に見送ったあと、センターに同点タイムリーを放った。しびれたなあ。一塁で緒方コーチと話していたときは、さすがにホッとした表情をしていた。あ、表情がある。ロボではなかったのかと思いました。

阿部選手が8回表に打ったタイムリーもよかった。それまで11打席ノーヒットで4番に座っているというのは、かなり居づらかったろうと思います。塁上での安堵の表情が印象的だった。

試合終了後、台湾の選手がマウンド上で輪になって観客席に頭を下げていた。負けてあの姿勢というのは見事ですね。わたしなら「もう嫌だー!やってられるかー!」って、グラウンドで手足をバタつかせるから、おまえは一生スポーツやるなって話ですけども。日台両チームの選手に、こんなすばらしい試合をありがとうと言いたい。

▼しかし、WBC3連覇はなかなか難しそうだなあ。わたしが勝手に格下と判断していたブラジルにも押されていたし、中国ともいい試合だった。キューバには9回まで手も足も出ず、3点差で敗れている。

以前の日本は負けることはあっても地力では勝っているという印象がありましたが、今大会は、試合には勝ったけど実力では押されている印象が強い。昨日の台湾戦も、中盤までは完全に台湾優勢だった。これは次のオランダ戦もそうとう厳しそうですね。まあ、接戦が増えるってことは楽しいことです。

▼ゲーム
世界樹の迷宮ATLUS
ニンテンドーDS / RPG

オーソドックスなやりこみ系迷宮探索RPGです。面白いんだけど、やってもやっても終わらないんですよねえ。ATLUSというと女神転生シリーズの印象が強いですが、これは悪魔合体とかはなくて、どちらかというとウィザードリィに近いです。ゲームバランスは難しめ。ただしウィザードリィと違って、死んで灰になったり死体がなくなったりアイテムが強奪されたりすることはないので安心。

何十時間も育てたキャラが一瞬で灰になり、泣きながらゲーム会社に「こここれは‥‥、なんとかならないのでしょうか?」と電話し「なりません」と、バッサリやられることはない。わたしの友人で当時中学生だったGの話だが。

キャラの絵がアニメっぽいのがちょっと気になったけど、見た目の印象とは違う昔ながらのRPGですね。ストーリーは一応あるけど、ひたすらクエストを受注してダンジョンにもぐっていく。キャラがまったく喋らないのも、世界観を壊さなくていいですね。職業は9種、16人まで自由に作成可能。

で、これDSの特性をいかしたのでしょうけどダンジョンの地図を自分でプチプチ書いていくのである。昔はそれこそ方眼紙に自分でマップを作るという修行僧のようなことを強いられていたわけですが、DSの下画面にタッチペンで線を引いていきます。これが新鮮で楽しかったのは最初の2フロアぐらいで、あとはもうただひたすらに面倒くさい。オートマッピングで適当に引いてほしいです。お願いします。

曲がり角ぐらいは書いたほうがいいんだろうけど。適当に書いて「ここ行ったっけな?」とかなります。画面にメモができるのはいいですね。あと平行移動がないとか、システム上の欠陥はありますけども、まあなんとかなっております。骨のあるRPGをやりたい人はいかがでしょうか。

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