玉川上水日記

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映画「ジョン・カーター」

ジョン・カーター
2012年 / アメリカ / 監督:アンドリュー・スタントン / SF、アクション


古代ローマスター・ウォーズ)÷2=ジョン・カーター
【あらすじ】
黄金を探してたら火星に飛ばされました。火星には、宇宙人ぽい人がいっぱいいたよ。

【感想】ネタバレしてません。
とてもまっとうなSF冒険作品という印象を持ちました。しかし、砂漠の風景にいかにもな宇宙人が出てくると、どうしてもスター・ウォーズの影響を受けてるなあと思ってしまう。最近ここまで「わたし、宇宙人です!」と主張してくる宇宙人は見かけなかったが、これはもう宇宙人以外考えられない容姿である。火星の生き物も、手が四本あったり六本あったりしてそれらしくていいですね。

左の猿とサーベルタイガーが混ざったようなのとか。右は、犬のように忠実な性格のウーラちゃん。足が異常に速い。かわいいやつなのだ。ワンカップ大関が好物のおっさんみたいな顔してるけど。地球では競輪場などによくいます。

スター・ウォーズっぽいと書きましたが、実はジョン・カーターの原作「火星のプリンセス」こそがスター・ウォーズアバターに影響を与えているそうです。原作小説の発表が1917年なのだ。第一次大戦開戦が1914年だからねえ。もう100年ぐらい前ですね。なので、スター・ウォーズを観たときは「なんだかこれジョン・カーターっぽいなあ!」と言うといいと思います。ほんとか。

たしかにスター・ウォーズはジョン・カーターの影響を受けているのだろうけど、映像化されたのはスター・ウォーズのほうが早いわけで、ジョン・カーターのほうもやはりスター・ウォーズの影響を強く受けたんじゃないでしょうかね。似てる、似てないはどうでもよくて、それよりも面白いかどうかのほうが重要である。それはわかってるんだけど、どうしても比較しちゃうんですよね。あまりに似てるからねえ。

で、この作品のヒロインのデジャー・ソリス(リン・コリンズ)。アクションシーンが多めで、刀を振り回して敵を切り伏せるのだが、まったく違和感がない。体に説得力があるのがすばらしい。腹筋も割れてるし、二の腕も筋肉がある。かわいさや可憐さよりも、リアリティを考えての配役なのでしょうか。そしてバリバリのキャリアウーマン顔である。戦うCEOという感じですよ。朝は早めに出社して5時きっかりに退社してスポーツジムに行くタイプだな!知らんけど。

ついスター・ウォーズと比べてしまうけど、このデジャー・ソリスは勝ってるのではないか。スターウォーズにはレイア姫やアミダラ女王というヒロインが出ますが、タイマンならデジャー・ソリスが絶対勝つ。ワンパンでKO。秒殺である。かわいさでは競わない。

主人公ジョン・カーターテイラー・キッチュ)もがんばってました!なんか付け足しっぽい書き方だ‥‥。火星の重力でうまく歩けないとこなんか面白かったですね。


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