玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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締め出し番長

前原氏、記者会見で産経排除=「言うだけ番長」報道に抗議 民主党前原誠司政調会長は23日夜の定例の記者会見で、前原氏に関する報道内容を理由に産経新聞記者の出席を拒否した。政権与党幹部の記者会見で、特定のメディアを排除するのは異例だ。 かいつまんで言えば、前原さんが産経新聞に「言うだけ番長」と書かれたことに腹を立てて、産経新聞を会見から締め出したという記事である。きっと前原さんは、自分の言ったことが正確に伝わらないとか、揶揄されることが許せないのだろう。 でもちょっと伸びやかさに欠けるというか、悪口を書かれた産経新聞を締め出すんじゃなくて「言うだけ番長かどうか、しっかり取材してね」と産経新聞をもっともよい席にすえるなどすれば、逆に株が上がったのではないかと思う。それ自体も記事になるわけだし。いろいろ席順とかあるんでしょうけど。 そもそも政治家なんて、悪口にいちいち怒ってたらきりがない。むしろ器の小ささがきわだってしまい、より傷口を大きくした感がある。マスコミを手玉に取るぐらいの余裕がほしい。 メジャーリーグに行った松井選手はマスコミ対応の良さで有名である。記者とよく食事に行ったり、パーティーをたびたび開いたり、悪い事を書いた記者も呼ぶという。ここらへんが巧みである。計算もあるのだろうけど、やはり人柄が良いのだろう。 そうやって関係を深めることで記者も悪い事を書きにくくなる。結果として記者をうまくコントールしている。そういうしたたかさが欲しい。悪口を言われた相手を締め出すんじゃなくて、その逆境をプラスに変える工夫を考えてほしい。でないと、今度は締め出し番長とか書かれる。 わたしなどは悪く書かれようものなら「絶対許さないノート」に書き留めて、呪いをかけます。毎日かける。器の小ささは尋常じゃない。