玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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ご存知

▼打ち合わせに参加。ちょっと気になったのが説明をしている人の言葉だった。何かを説明する前に「ご存知かと思いますが」とか「お気づきのように」などと付く。

わたしはだいたい存じてないしお気づきでない。あれなんだろーねー。みんな、だいたいご存知ではないと思うけど。説明者の頭の良さは伝わる気もするんだけど、あんまりいい感じはしない。「もしもし」と同じように、話し出す前にそれを付けないと落ち着かないのかな。

隣には一緒に仕事を請けているN氏がいた。終わった後に喫茶店でしゃべった。

N氏:だいたいああいうのってご存知じゃないね。

わたし:全然存じないねえ。

N:存じない、存じない。

わ:そもそも、存じたためしがないわ。

N:今まで存じたことのない人生だった‥‥。

わ:存じるか、存じないか、それが問題だ!

N:出た!ご存知ハムレット出ました!ステキ!存じたーい!

わ:存じたてまつりたーい!

こんなポンコツ二人で、まったく何も存じない二人で仕事を請けたので心配。あとですね、皆様お気づきのように、ほとんど説明聞いてなかった。

▼昨日の日記を読み返して一部削除した。たまに日記を読み返すと、だいたい何か気に入らなくなる。日記の書き方を学ぶために、おもしろい日記の書き方を検索してみました。google様はなんでも知っていらっしゃる。なんでもご存知でありお気づきです。

で、検索したページに飛んだところ「このブログはすでに削除されております」と出た。

さすがgoogle様!おもしろい日記の書き方など存在しないということですか!

深い!

でも、なんにも解決しない。

▼話を聞かない男、地図が読めない女(著:アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ、訳:藤井留美

ずいぶん前に話題になった本ですが、最近読みました。男女間の脳、体の違いを知ることでお互いに理解を深め、いい関係を築きましょうという本ですね。

男女間の違いも興味深かったのですが、同性愛者の項は読んで良かったです。同性愛者というと、テレビの中では見かけることが多くなりました。でも、多くの人は芸能界に入らずに生きていくので、やはり同性愛者ということを隠しつつ悩んで生きていく人が多いのではないでしょうか。

この本には同性愛者の大半は生まれつきとある。妊娠中に過度のストレス、病気、一部の薬物によってテストステロンの分泌量が変わり、誕生した子が同性愛者になるかどうかが決まることが多いようです。(浸透率や後天的な影響によっても変動するとあります)

今まで「育て方が悪い」とか「本人が悪い」など、偏見からの差別がありました。はやくこういったことが社会的な常識になればいいですね。そもそも誰が男を好きだとか女を好きだとか、どうでもいい話なのだけど。参照した文献、実験や調査の詳しい内容などを巻末に記してもらえれば、より良かったです。

 

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