▼300<スリーハンドレッド> / 2007 米
【あらすじ】
紀元前480年。スパルタ王レオニダス(真ん中の人)が300人の軍勢で、ペルシャ軍100万を率いるクセルクセス(右の人)を迎え撃ちます。
【みどころ】
腹筋。 割れに割れている。300人全員割れています。
【感想】
とにかくみんな変なカッコをしている。スパルタ軍は300人しかいないのに鎧をつけません。筋肉に海パン一丁みたいなカッコで戦います。そう、大胸筋に割れた腹筋、たくましい上腕二頭筋、筋肉こそが俺たちの鎧だぜ!とばかり。困った軍隊だ。
そしてペルシャ軍も負けずおとらず変である。特にペルシャ王クセルクセスは変。
ででーん!我をあがめよー。
こちらも負けじと海パン一丁。
実はこれ祭壇の上にいるのではありません。これは椅子が付いている巨大な御輿で、王様はこれで移動します。この御輿をアルバイトの方々が20人ぐらいで担いでいます。大変だ。この御輿を降りるときは、その担いでいる人たちが前に出てきて、王の前にかがみこみ、人間の階段を作ります。王は、その背中の上を歩いて降りるのがお好き。困った人だ。
クセルクセスにスパルタ軍の裏切り者が謁見する場面も変である。王に謁見している最中なのに、複数の女がクネクネと、裏切り者の男にまとわりついている。股の下にもいたりする。で、それをまったく気にしないクセルクセス。器が大きいとかじゃなく、頭がおかしい。みんなおかしい。
困った人 VS 困った人
この映画、戦闘シーンがとてもきれいです。スローモーションと早送りを効果的に使用し、観ていて飽きません。スパルタ軍の真紅のマントが、セピア色に統一された画面に映えて美しい。
登場人物、戦闘シーン、衣装、すべて派手で良かったです。