玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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相談 猫

▼友人Fが電話をしてきた。

仕事をしているというのに、えんえん恋愛相談をしてくる。「どうでもいい」に手足が生え、服を着て歩いているのがFであるので、その相談というのも実にどうでもいい話なのである。

内容はわかったし答えもしたが、まったく相談が終わる気配がない。なので、電話を聞きながら「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」などの掲示板にその悩みを投稿した。すぐに回答がもらえた。それをFに伝えた。

「世間では、『どうでもいい質問すんな、ワロスwww』と言っています」

こうしてまた一人、貴重な友人を失いつつあります。

ちょっとふざけただけなのにー。ごめんてー。

▼仕事でお世話になっている方の家に泊めてもらう。

広々とした木造の日本家屋である。やはり木造というのは落ち着く。

夜、和室で寝ているとその家の猫が来る。わたしの蒲団の周りを静かに一周し、枕元に少したたずむ。そうした後にまたそっと出ていく。「異常なし」と見廻る警備員のようである。しかし、深夜の猫パトロールは2時間に1回ぐらい廻ってくるので面倒くさい。ウトウトして、ハッと気づくと枕元にいる。こちらがちょっと目を覚ました様子をみせると、お腹に乗ってくる。遊んでくれとまとわりついてくる。

「コノヤロー。かわいいだけで世の中渡っていけると思いやがってコノヤロー。でも、渡っていけるんだよね~。それが猫なんだよね~」と遊ぶ。次の日はだいたいちょっと眠い。

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