▼図書館
変なタイトル。
ま、ほとんど変なタイトルなんだなあ。
それはそうと、この図書館は森作品の並びが滅茶苦茶である。
森作品には、主人公によって「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」「四季」「Gシリーズ」「Xシリーズ」などに分かれる(他いくつかあるけど省略)が、それらがごちゃごちゃに並べられている。
藤子不二雄作品でいえば「ドラえもん」と「オバQ」と「パーマン」の各巻が混ぜられて並べられているようなものである。
なので、直す。
シリーズごとに整列させ、シリーズの中でも発行された順に並び替えた。
ひとしきり並び替えて満足したが、そこで気づいた。よもや島田荘司作品も「御手洗潔」「吉敷竹史」シリーズがごちゃごちゃに並べられているやもしれん。石岡が主人公の「龍臥亭事件」は「石岡」シリーズということで一分野にすべきか、それか「御手洗」シリーズに入れるのはいいが、吉敷のほうに入れてないだろうか?入れてないだろうなあ、オイなどと危惧しながら島田荘司の棚に行くと、案の定入れているというか、並び自体が滅茶苦茶である。お隣の島田雅彦まで混ざっている。
朝食で、パン食べてるのに味噌汁が出てきた気分である。そうですか、ここはそういう家庭ですか。和洋折衷ですか。
何か違う気もするけど。
ふと我に返ったので、並び替えずに帰宅。
自分の家の本棚が滅茶苦茶だからなあ。まあ、いいのだよ。
▼語尾の長音省略
エンジニアがよく使う「語尾の長音省略」というのがある。
サーバーはサーバ。ユーザーは、ユーザ。
あれがなぜかわからず、周囲のエンジニアに聞いていたが「データ容量をできる限り少なくしたいエンジニアの習性」とか「規則性が好きなので、長音省略で統一したがる」などの答えがあったが、どれも推測の域を出なかった。
最後の「統一したがる」というのは、いかにもエンジニアらしい発想なので、それはありそうだと思っていたのだけれど。
森博嗣をwikipediaで調べたら、エピソードの欄に以下の記述がありました。
英語のカタカナ表記において長音の省略が見られるが、これは理系分野においては一般的に外国語の単語をカタカナに直す際に長音を省くことが多い為である。かつて日本工業規格(JIS Z 8301)において「その言葉が3音以上の場合には、語尾に長音符号をつけない」という規定があった(JIS Z 8301 2005年版では、「原則として長音をつける」に変更されている)。「コンピュータ」など一部の語のみ長音記号を省略する小説家はいるものの、この慣習を徹底して小説に持ち込んだ先例は見られない。また、独自のルールとして子音+yで終わる言葉には「ィ」を用いている(例:mystery → 「ミステリィ」)
当時のJISの規定という根拠からか。
エンジニアである元上司に同じ質問をぶつけたことがある。彼は大学時代の1年間「19」(素数の中でも特別らしい)のことだけを考えて過ごしたという、ちょっと変わった人でもある。
理系だと、あまり変人でもないのかしら。
そのときの彼の答えは「かっこいいからに決まっている」だった。
そうか、決まっていましたか。ならば、しかたない。