玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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雪 ソチオリンピック

▼東京では13年ぶりの大雪警報。家の中も甚だ寒し。家の周りは10センチほどの積雪。

友人夫婦の家にお邪魔。友人夫婦の子ター坊(小学4年)と雪合戦をする。雪合戦というのは、人間関係が出やすい。わたしだけがター坊家から集中的に狙われた。この恨み、忘れずに生きていこう。

ター坊家に戻ると、ター坊のおじいちゃんとおばあちゃんがいた。ソチオリンピックを一緒に観る。スノーボードスロープスタイルという競技をやっていた。始まるまでは特に期待もしてないけど観だしたら面白い。

ただ、全然見方がわかってないので「ものすごく回った!」とか「縦に回った!」とか、そんものである。「今の滑りは92点だな」とか「いや85点ぐらい」とか、まったく滑れない連中が偉そうに言う。金メダル2、3個持ってる感じで言う。

スノーボードはみんな楽しんでやっている感じでいいですね。柔道などはお家芸ということもあって、銀メダルを取ってるのに選手がつらそうな顔をしているときがある。悲壮感漂うというか。

スノーボードは遊びがそのまま競技になったようで、選手同士もハグをしたり仲が良さそうに見える。実際はいろいろあるんでしょうけども。日本の角野選手も8位と健闘。楽しめた。ター坊のおじいちゃんが表彰台に上がった選手を見て「欧米列強ばかりか」とつぶやいていたのが印象的だった。明治時代か。

▼友人の家の猫の話。友人が病気で寝込んだときは枕元にやって来て、手を友人の額にあてるという。それが少し鬱陶しいんだと笑っていた。友人は猫が自分のことを心配していると思っているらしい。そうかもしれない。でも、ご飯が欲しいだけかもしれないし、額が温かいから触っていたいだけかもしれない。

友人がトイレに立ったとき、そばにいた猫に「実際どうなの?」と訊いてみる。「うにゃん」と言うなり、隣の部屋に行ってしまった。つまらないことを訊くなという素振り。さては、こいつ、喋れるな。

▼ター坊は洗面器に雪を山盛りにとってきた。手の中でギュッと雪を握りしめて氷を作る仕事に励んでいた。ご苦労様です。

▼夜、お雑煮。寒さもあり格別の出来。
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