玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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煙霧

▼昨日は風と砂がひどかった。黄砂かと思っていたら煙霧というらしい。煙霧の定義は広くて、風によって塵や砂ぼこりが地面から巻き上がることもそうですが、山火事、火災、工場排気、自動車排気、火山などから生じた微粒子が浮遊するのも含まれるとウィキペディアにありました。ようするに風で飛んでるもの全般てことかな。

本当にねえ、視界が霞んで外へ出られないもんだから外へ出ませんでした。だから全然なに一つまったく困りませんでした。では、書かなければよいのでは。

▼本でも映画でも、とりわけ新しい作品に興味があるわけでもなく適当に観ております。あまり意識してなかったものの、作品が古くなっているのを待っているのかもしれない。新しいということしか価値がない物はやがて廃れてなくなっていく。残っている物は良いものだとどこかで思っている。

とらやの羊羹というと、スタンダードなものは「夜の梅」という商品である。セットで買うと夜の梅に何かもう一本付いていることが多い。このもう一本が季節に合ったものか、新しい物である。とらやの商品は店頭に50年並び続けて、ようやくスタンダードなメニューになると聞いた。珍しいものはいっとき注目は集めるが長続きはしないのだろう。というか50年は長すぎやしませんか。

▼女子力とは何か。会社で隣席のTさんたちが「女子力を上げる」という話をしていた。前から気になっていたものの、あれはなんだかよくわからない。ようするに、モテたいということか。ローンは借金の言い換えだし、援助交際と売春も同じである。言い方だけ体裁よくしているにすぎない。

などと書くと怒ってきそうな人がいるので、あらかじめはっきりと宣言しておきたいが、「わたしの日記は知人が言ったことをそのまま書いているだけ」である。そしてわたしは背後から知人に日本刀を突きつけられてこの文を書いてますので、この意見はわたしの本意ではありません。当然文責を負う気などない。これで大丈夫だ。

しかし、男子力と言わないのはなんででしょう。不思議だ。わたしも男子力をあげたい。散歩している犬や猫をとらえてむさぼり食うようなワイルドな男子になりたい。早く捕まればいいのに。

▼女子力をコケにしたものの、モテたいのは当たり前である。生き物として遺伝子を次世代に伝えるのが目的なのだから、その目的のためにモテたいというのは至極当然ですよね。それ以外に何か目的があろうかと思います。

わたしは女子力をバカにしていない。むしろわたしだって積極的に女子力を上げていきたいと願っている。日夜願っている。わたしの座右の銘は「モテカワコーデ、春の着まわし7番勝負」である。