▼俳優の東山紀之さんは一ヶ月に百キロ走り、一日に腹筋千回を行うという記事を読んだ。走るほうは一日に直せば三キロぐらいなので、まあそれでも大変だろうけど腹筋千回がすごい。わたしも千回を目標に腹筋をやってみた。
三十回やったところで、お腹がちぎれると思いました。
「きょ‥‥きょ、今日はこれぐらいにしといたるわ‥‥」となった。
ヒガシというより池乃めだか師匠になった。
▼この歳になるとバレンタインデーも楽ですね。無用な期待をしないで済むというか。以前のように「僕は犬だ。僕は犬だ。チョコを食べたら死ぬんだ!チョコを食べたら死ぬんだ!だから、みんなが僕にチョコをくれないのは優しさからなんだ!」と、自己暗示をかけなくてすみますし。
いやあ、気が楽でした。楽でしたワン。
▼自分の友人のフェイスブックを見て、その人間関係の充実ぶりを見て嫉妬するのが趣味である卑屈君という知り合いがいます。彼からシュタインズ・ゲートというアニメを紹介された。
「絶対に後悔させませんよお。本当ですよお」と、怪しい先物取引業者みたいな薦め方をしてくる。だが、卑屈君の審美眼は確かなのではないかと思い、作品を観ました。タイムトラベルものが好きな人は楽しめるかもしれません。
主人公が2ch(作品中は@チャンネル)にどっぷりはまっており、2chの痛々しい言葉をつかうので、そこに馴染めないと観るのがつらいかも。最初は苦手だった主人公のことが、物語がすすむにつれてどんどん好きになっていきました。苦境に立ち向かうときに敢えて痛々しいことを言うんですが、そうやって自分を奮い立たせる様子がよかったです。観終わって卑屈君に「面白かった」と伝えた。
「そうでしょう!そうでしょう!」とまるで自分がシュタインズ・ゲートを作ったみたいに嬉しそう。そして作品の名場面を語りだした。「ずいぶんはまってるね」と言うと「いや、べつに。全然はまってません」と否定する。なぜだろう。オタク扱いされるのを恐れてか。今更遅いと思う。
作品中に出てきたダイバージェンスメーターという世界線同士の距離を測る装置がある。
この数字が浮き上がっているニキシー管という部品は今は製造が終わっている。保守用に少しはあるのかもしれないけど。手に入れるのは大変だと思う。この装置が無骨なデザインで気に入ってしまった。ニキシー管を使った時計みたいなものがないかと卑屈君に訊ねた。
「でしょう!ダイバージェンスメーター欲しいでしょう!」
「いや、世界線同士の距離を測ってもしょうがないから、ニキシー管の時計とかないかなあ」
「僕もですね、あれがなんとか手に入れられないかと思ってネットで調べたんですけど、5,6万するんですよ」
「高いねー」
「そうなんです。それにニキシー管6個のはあるんですけど、8個のはなかなかいいものがなくて」
「じゃあ、6個のでいいんじゃない?」
「な、何言ってんですか!ルーマニアに在庫あるのがわかったんで業者に直接注文しましたよ。空輸で届きます」
「へー。ルーマニアってすごいねえ。でも、部品は手に入っても組立は大丈夫なの?」
「まあ、そこは作品に対する愛で‥‥愛でっ!
あのダイバージェンスメーターが、もうしばらくすれば我が手に!」
「声、大きいわ。
そんな熱心に見えるのにシュタインズ・ゲートには全然はまってないんだよね?」
「‥‥はまってないですね」
「ルーマニアから空輸してまで買ってんのにね」
「はまってないですね」
ウソつけと思いました。
ニキシー管時計はオレンジの柔らかい光が奇麗ですね。
観た人用コーナー
主人公のメールアドレス
sg-epk@jtk93.x29.jp
これを携帯のかな入力で打つと
「ときほいせの@まかのよあ.さふよ.jp」
になり、これを並び替えると
ときのせかいのさまようあほよ→時の世界の彷徨うアホよ
になると書かれたサイトがありました。
他に脅迫メールの添付画像を並べ替えてみました。
fjaotiu.png
はまちらかにな.png
↓
カニならハマチ
lo3rsltkd.png
りらあすとりかのし.png
↓
リストラ有り 死のか
たんなる偶然か。