玉川上水日記

このブログの内容はすべてフィクションです

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わが町にもポスターを

▼買い物に。アイスのグランカカオを買う。

こういうのでよいのだな。ほほほ。おいし。

 

都知事選のニュースを見る。猥褻なポスターが掲示され、ポスターの掲示スペースが販売されて選挙と関係ないポスターが貼られているという報道を見た。買い物に出たついでに掲示板を見てきたが、私の町ではいっさいそんなことはなかった。さみし。おそらく、宣伝する価値もない町と無視されているのでは。田舎ゆえに。

 

田中角栄はかつて、田舎から選挙活動をしろといっていたように思う。田舎では選挙ポスターすら貼られるのが遅く、地方の人にしてみると自分たちが無視されているように感じるのだとか。そういった地域にいち早く出向いて票固めをするという。さすが人の気持ちがわかっている。小池百合子さんは八丈島から選挙活動を始めている。そういった逸話をご存知なのかもしれない。小池百合子には投票しないけど。

 

最近は候補者の質を疑われる事件が多い。根底にあるのはSNSや動画配信サイトでアクセスがお金になる仕組みがあって、それがなくならない限り、手段を選ばず有名になろうとする人は出続けるだろう。選挙に限らず、それが騒動の温床になっている。今回、猥褻なポスターを貼った候補者は「表現の自由のための戦い」といっている。ポスター掲示のための大義名分として「表現の自由」を持ち出しただけで、表現の自由が憲法何条なのか知っているかも怪しい。表現の自由など、そもそもどうでもよいのでは。ただ、有名になりたかっただけのように見える。今後、SNSや配信サイトで今回の騒動について謝罪や反省を述べ、投下した資金を回収していくのだろう。

 

SNSや配信サイト自体に善も悪ない。便利なものはそれだけ長所も短所も大きい。救急車で命が救われる人もいれば、飲酒運転の車に轢かれる人もいる。今更、人から車を取り上げることができないように、SNSを取り上げることはできない。技術自体に善悪はないにせよ、技術の運用の仕方によって改善できる点も多いはず。これも民主主義の側面で、新しい穴が発見されるたびにその都度穴を塞いでいくしかないのだろう。などと。当たり前のことを。

 

私の元上司はマイクロソフト(以下MS)が大嫌いでLinuxを使っていた。Linuxはソースコードが公開されており、無料で誰でも使用することができる。MSを悪の帝国と呼び、MS製品(wordやexcel)で作った資料を送ろうものなら読まずに捨てられた。いくら優秀とはいえ、その姿勢で会社勤めできてたの本当に奇跡に思えるな。彼に送る資料はすべてOpenofficeで変換しなければならなかった。Googleが台頭してきた時、元上司は「ついに悪の帝国を打倒する企業がでてきた」と喜んでいた。たしかにその当時のGoogleは新しい風を感じさせる何かを持っていた。MSの力は大きく削がれ、しかしYouTubeを買収したGoogleはより強大な悪の帝国となったのではないか。帝国の現在の繁栄を支えているのは私たち自身である。元上司、お元気でしょうか。現在のGoogleについてどう思っているか訊いてみたいもの。

 

 

MSもDesignerという画像生成AIを公開した。ブルーベリーチーズケーキを作る。1行しかpromptを書いてないがおいしそ。

 

 

▼映画の感想『岸辺露伴は動かない』を書きました。『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物 岸辺露伴のスピンオフ実写ドラマです。実写の違和感はなく、奇妙な世界感があり、面白かったです。